無銘クロノグラフ ヴィーナス170搭載
本日ご紹介するのはヴィーナス170搭載の無銘のクロノグラフです。
ダイヤル・針も綺麗でケースのエッジもビシっとした、1940年代~50年代初期の時計です。
ヴィーナス170は棒バネを多用し、構造を簡易化した機械で
廉価版の時計(といっても当時は高価だったと思いますが・・・)に搭載されただけに
外観&機械共にコンディションがいい物があまり残っていません・・・と勝手に想像しております。
でもこれには根拠があり、実際に程度がいいブツをあまり見たことがないからです。
だた、この個体のラグに若干ヒビがありますが、それ以外はなかなかの逸品です。

文字板の下の構造は、古い懐中クロノグラフ等と同じで
中央に大きな伝え車があり、ゼンマイ側に丸穴車、
ツツカナ※(2番車のホゾに付いているヤツ)側に小鉄車を配置し、
それら3つの車を1枚の板で覆い、巻真の出し入れで操作します。
また、コハゼ(香箱のストッパー)も文字板裏。

※ちなみにこのツツカナが緩いと表輪列の動力が裏側に伝わらず針が動きません。
なお、コイツのヒゲゼンマイは巻き上げ。
もうチョイ後年になると平ヒゲが主流です。
肝心の精度はDU約+10s/d・12U-5s/d・3U-5s/d・6U+15s/d・9U+15s/dで
実際に装着して1日±20秒も誤差はありませんでした。
クロノグラフの操作は、バルジュー22や23に比べると押し心地は良くありませんが、
ピラーホイールが付いているので悪くはありません。
まあ、感覚の問題なのであくまでも私個人の感想です。
サイズが約31mm。小ぶりな可愛いやつですなので、
バンドを赤等の明るい色にしたら女性にもお似合いになります。
ダイヤル・針も綺麗でケースのエッジもビシっとした、1940年代~50年代初期の時計です。
ヴィーナス170は棒バネを多用し、構造を簡易化した機械で
廉価版の時計(といっても当時は高価だったと思いますが・・・)に搭載されただけに
外観&機械共にコンディションがいい物があまり残っていません・・・と勝手に想像しております。
でもこれには根拠があり、実際に程度がいいブツをあまり見たことがないからです。
だた、この個体のラグに若干ヒビがありますが、それ以外はなかなかの逸品です。


文字板の下の構造は、古い懐中クロノグラフ等と同じで
中央に大きな伝え車があり、ゼンマイ側に丸穴車、
ツツカナ※(2番車のホゾに付いているヤツ)側に小鉄車を配置し、
それら3つの車を1枚の板で覆い、巻真の出し入れで操作します。
また、コハゼ(香箱のストッパー)も文字板裏。


※ちなみにこのツツカナが緩いと表輪列の動力が裏側に伝わらず針が動きません。
なお、コイツのヒゲゼンマイは巻き上げ。
もうチョイ後年になると平ヒゲが主流です。
肝心の精度はDU約+10s/d・12U-5s/d・3U-5s/d・6U+15s/d・9U+15s/dで
実際に装着して1日±20秒も誤差はありませんでした。
クロノグラフの操作は、バルジュー22や23に比べると押し心地は良くありませんが、
ピラーホイールが付いているので悪くはありません。
まあ、感覚の問題なのであくまでも私個人の感想です。
サイズが約31mm。小ぶりな可愛いやつですなので、
バンドを赤等の明るい色にしたら女性にもお似合いになります。
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