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ダイワ時計店スタッフブログ

スタッフによる時計紹介・修理雑記

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レマニア Cal.1341 

1970年代に開発された17石・8振動の自動巻きクロノグラフの名機です。
オメガでは「Cal.1040」で、スピードマスターの125thモデルにも搭載されています。
ザクッといえばΩの861をベースにした機械で、クロノグラフ関係は結構共通の部品が多いです。
ちなみに現行品のブレゲ・アエロナバルはこの機械をベースにしたのを乗っけています。
L1341 (6) L1341 (7)

この機械の積分計はセンターにあり、ツツカナ(分針が付く部品)に連動して作動します。
ですので、クロノグラフを動かせて竜頭で時刻合わせをすると、
積分計針分針と同じようにぐるぐる回ってしまします。ただ、故障ではないのでご安心を。

中央の車がツツカナ、左隣が積分計のハートカム、右斜め上はザガネ。
L1341 (5)

ここで、積分計が動く仕組みを少々・・・
↓クロノグラフを作動させていない時はツツカナを両サイドから押えます。
L1341.jpg L1341 (1)
L1341 (3) L1341 (2)
↑作動させるとこの押えが開きます。
↓で、リセットはハンマーがハートカムを叩いて帰零させます。
L1341 (4)

この他、色々とあるのですがとっても長くなるので、ご質問がある方はお気軽に。

レマニアも色々ヘンテコな物を作っています。
明日はこの機械が搭載されたヘンテコ時計をご紹介します。

カテゴリ: 時計ムーブ

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Posted on 2010/02/22 Mon. 14:25    TB: 0    CM: 0

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