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その筋では有名なマイクロローターの機械です。
おそらく1960年代初頭の物だと思います。
uni1-69 (6)
チラネジがないテンワガ採用されていますが、青焼のヒゲゼンマイで、
天真の受け石には油溜りの環状リングが刻まれています。
uni1-69.jpg
この刻みはインカブロックが一般的になった初期に使われており、
古いオメガ等によく見られます。
この刻みが有ると、油を差した時拡散しないので、とても作業が楽。

さて、マイクロローターの仕組みはググレば出てくると思いますので、今回は輪列のご説明
uni1-69 (1) uni1-69 (2)
右から香箱、その下がマイクロローターユニットからの動力を伝える巻上げ車。
香箱の左の下にある隠れた車は分カナ(正式名称分かりません)と
2番車にゼンマイトルクを伝える車。
その上に2番3番4番5番と続き、3番の動力を中央の秒カナに伝えます。

↓輪列受けを乗せました。
uni1-69 (4)
uni1-69 (3)
↑伝え車と香箱の歯の噛み合わせ。
香箱の上に乗っている二重の車は、上が手巻き、下が自動巻きでの巻き上げ用の歯です。

機械式腕時計の黄金期に誕生し、自動巻き機構の一つの答えを叩き出した名機です。
 2010_03_24




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