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ダイワ時計店スタッフブログ

スタッフによる時計紹介・修理雑記

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アンジェラス Cal.250 その1 

前回の予告から早くも2週間以上が経ちました。
せっかく、早々と持ち主になられたお客様には公開のご了承を頂いたのにも関わらず・・・。
自分の無精加減に少々あきれています。

さて、本題。
この「アンジェラスCal.250」は何が珍しいかと言うと歩度(精度の進み遅れ)の調整方法。
緩急針がないフリースプラング式なのですが、
通常、このタイプの歩度調整はテンワにくっついているマイクロスクリュー等の
出し入れで調整しますが、コイツは違う。

画像のダイヤルを回して、直接ヒゲゼンマイの長さを変える。
ang250 (3) ang250 (5)

ヒゲゼンマイを長くすると遅れ、短くすると進み。
そうするともちろん片振りが生じます。
で、その片振りをヒゲモチ(ダイヤルがあるところ)を動かし修正。

時計修理に携わり10年以上経ちますが、こんなの初めて

その仕組みは以下の通り。
ヒゲゼンマイを挟んで、右のローラーが左のローラーにバネでテンションが掛かっています。
ang250 (29)←ローラー ang250 (4) ←バネ
左のローラーはテンプ受けのダイヤルに直結しており、
そのダイヤルをくるくる回す事でヒゲゼンマイの長さを調整します。

ミソのちっちゃなローラー。
ang250 (31)

テンプ一式
ang250 (32)


テンプ受け一式を横から見たところ。
ang250 (26)

姿勢差はテンワにチラザを噛まし調整しましたが、たいへん良く出来ておりました。

アンジェラス、恐るべし!

カテゴリ: 時計修理

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Posted on 2011/02/21 Mon. 13:01    TB: 0    CM: 4

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