19セイコー基準時計
Category: 時計紹介
本日ご紹介するのは「19セイコー基準時計」です。
昔、クオーツ時代前に時計屋さんで基準にしていた高精度の物です。

1963年製、15石・5振動、ケースはクロームメッキですが剥げ少々。
時計を納める木製ケースがなかなかレアとのこと。
この時計、長らく使用されていたらしく天真がかなり磨耗しておりました。
で、先日部品箱を漁っていたら19セイコーの天真発見!

躊躇わず交換いたしました。
天真交換で注意しなくてはいけないのが、
テンワのアミダにカシメている部分を旋盤で綺麗に削る事。
これを怠ってポンス台でガンガン叩くとアミダが歪みます。
そうなると、さあ大変!
私なんかでは完璧に修復できません。
で、コイツは大成功。
ゼンマイ全巻で精度は以下の通りです。
DU約+5s/d、12U約+5s/d、3U約±0s/d、6U約-5s/d、9U約+10s/dで最大姿勢差約15s/d。
テンプの振り角は約270度でビュンビュンです。
天真交換に加え、ヒゲ具合を修正しただけでかなり調子よくなる。
19セイコーは日本の超優秀なモデルの一つである事は間違いないと思っています。
昔、クオーツ時代前に時計屋さんで基準にしていた高精度の物です。

1963年製、15石・5振動、ケースはクロームメッキですが剥げ少々。
時計を納める木製ケースがなかなかレアとのこと。
この時計、長らく使用されていたらしく天真がかなり磨耗しておりました。
で、先日部品箱を漁っていたら19セイコーの天真発見!


躊躇わず交換いたしました。
天真交換で注意しなくてはいけないのが、
テンワのアミダにカシメている部分を旋盤で綺麗に削る事。
これを怠ってポンス台でガンガン叩くとアミダが歪みます。
そうなると、さあ大変!
私なんかでは完璧に修復できません。
で、コイツは大成功。
ゼンマイ全巻で精度は以下の通りです。
DU約+5s/d、12U約+5s/d、3U約±0s/d、6U約-5s/d、9U約+10s/dで最大姿勢差約15s/d。
テンプの振り角は約270度でビュンビュンです。
天真交換に加え、ヒゲ具合を修正しただけでかなり調子よくなる。
19セイコーは日本の超優秀なモデルの一つである事は間違いないと思っています。