ロレックスの一世代前の機械は不具合が多い。
今回はその一例をご紹介。
竜頭でゼンマイを巻く際、動力は「丸穴車」→「伝え車」→「遊動車」→「角穴車」と伝わります。
で、長年使っているとこの「伝え車」のダボ(真)が抉れて竜頭でゼンマイを巻けなくなります。
今回はこのダボを作りました。
ダメなダボを除去し、旋盤でダボを作って、それに穴開けて、タップでネジを切って、はめて、ハンダづけ。
そして完成↓。

この方法は「古典時計協会」で学びました。
面白いところです。一度はおいで。
ちなみにハンダはこの練ハンダ。

フラックスも入っているのでかなり便利です。
割と簡単な作業ですが知らないと大変。
これも古典時計協会のお蔭です。
Posted on 2013/06/24 Mon. 13:53
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