ダイワ時計店スタッフブログ

五十嵐貴久氏著の『リミット』

人気の深夜ラジオ番組「オールナイト・ジャパン」に届いた1通のメール。
「この番組が終わったら死のうと思います」
このメールの存在を知ったディレクター・安岡は放送の中で自殺の翻意を呼びかけようと主張。
でも、本気なのか、それともいたずらなのか、確証が無い為、局の上層部は安岡の訴えを却下。
番組のパーソナリティで人気お笑い芸人・奥田に訴えるも全く取り合ってもらえず・・・
一年前、イジメを苦にして自殺した息子の姿とリンクしてしまった安岡には
どうにかしてメールの送り主を特定し、自殺を思い止まらせたいという強い思いを胸に
番組開始直前、捻くれ者の奥田に変化球で判断を委ねることに。
頑なに拒否し続けていた奥田でしたが、
いざ番組が始まると奥田はメールの送信者をひたすら挑発し続けます。
番組終了までの2時間、果たしてメールの送信者を救う事は・・・。

深夜放送というパーソナリティとリスナーの独特な関係性がカギとなる物語です。
ただ、同じセリフと同じシーンの繰り返しがとても多いのが気になるし、
タイトルから連想する緊張感・緊迫感が感じられず、ちょっと残念でした。

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