『つゆだく』という言葉から何を思い出しますか?
牛丼の「汁だく」ではありません。
時計修理の話です。
これ、つゆだくです。

しかも相当つゆだくです。

実は「つゆだく」状態って意外と多いんです。
油の量は「太っ腹」じぁNG。
当然ながら注油には適正量ってもんがあります。
基本的に時計の場合はホゾ(歯車の芯)や摺動部に注油します。
量が少ないと短期間で無くなり、多いと余計な所にまで油が回ってしまいます。
時計のOHはゼンマイのトルクを如何に無駄なくテンプに伝えるかが基本の「キ」です。
歯車やカナには油を注すとそれだけ余計に抵抗が増すので、注油はしません。
特にアンクルの爪石とガンギに刃先への注油は
顕微鏡で見ないと分からないほど微妙(絶妙)に注します。
なので、「つゆだく」にすると余計な油が他所に回る可能性が大。
しかも万が一、テンプ周りに回るとヒゲ同士がくっついてまともな精度が保てないので
時計修理ではタブーとされています(多分)。
ちなみに、画像の「つゆだく」はクロノグラフの操作をするカムの箇所です。
ここには粘度の高い油を注すのですが、ウチはグリスを使っています。
その方が油が流れる危険性が減りますので・・・
これほどハッキリと分かるほどのつゆだくじゃなくても
「つゆだく」気味の修理が多いです。
ちょっと他の「つゆだく」気味の状態の写真も撮ってみましたが、
微妙過ぎて、写真で分かるようには撮れませんでした。
下手っぴなもんで・・・
まぁ 油の量のサジ加減は難しいんですけど・・・
修理を始めた頃はそのサジ加減がイマイチ分からなくって
かなり試行錯誤しました
ダイワ時計店HP:http://www.daiwatokeiten.co.jp/index.html
ショッピングサイト:http://daiwatokeiten1.cart.fc2.com/
ダイワ時計店facebook
お問い合わせ info@daiwatokeiten.co.jp
牛丼の「汁だく」ではありません。
時計修理の話です。
これ、つゆだくです。

しかも相当つゆだくです。

実は「つゆだく」状態って意外と多いんです。
油の量は「太っ腹」じぁNG。
当然ながら注油には適正量ってもんがあります。
基本的に時計の場合はホゾ(歯車の芯)や摺動部に注油します。
量が少ないと短期間で無くなり、多いと余計な所にまで油が回ってしまいます。
時計のOHはゼンマイのトルクを如何に無駄なくテンプに伝えるかが基本の「キ」です。
歯車やカナには油を注すとそれだけ余計に抵抗が増すので、注油はしません。
特にアンクルの爪石とガンギに刃先への注油は
顕微鏡で見ないと分からないほど微妙(絶妙)に注します。
なので、「つゆだく」にすると余計な油が他所に回る可能性が大。
しかも万が一、テンプ周りに回るとヒゲ同士がくっついてまともな精度が保てないので
時計修理ではタブーとされています(多分)。
ちなみに、画像の「つゆだく」はクロノグラフの操作をするカムの箇所です。
ここには粘度の高い油を注すのですが、ウチはグリスを使っています。
その方が油が流れる危険性が減りますので・・・
これほどハッキリと分かるほどのつゆだくじゃなくても
「つゆだく」気味の修理が多いです。
ちょっと他の「つゆだく」気味の状態の写真も撮ってみましたが、
微妙過ぎて、写真で分かるようには撮れませんでした。
下手っぴなもんで・・・

まぁ 油の量のサジ加減は難しいんですけど・・・
修理を始めた頃はそのサジ加減がイマイチ分からなくって
かなり試行錯誤しました

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