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ダイワ時計店スタッフブログ

スタッフによる時計紹介・修理雑記

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Kapellbrücke 

Luzern駅に降り立った瞬間、駅舎がとっても立派なので、

IMG_7473.jpg

「大きな街なのかな?」と思うのですが、
実際に歩いてみると意外とこじんまりした街なんですよ。

以前はこの街に知り合いの時計屋さんがあったので
スイスへ行く度に訪れていましたが、
もう随分前に廃業してしまい、彼自身はメーカー勤務となった為、
最近は他の用事が無い限り、行かなくなってしまいました。

その昔、漁村だったこの街ですが、
8世紀にサンクト・レオディガーというベネディクト派修道院が建てられると街が栄えはじめ、
13世紀のゴッタルド峠開通後にはライン川上流地域とイタリアを結ぶ商業地として発展したというのが
この街の歴史です。

そんなLuzernにはいくつかの有名な観光名所があります。
まずは駅を出た瞬間に視界に入る Kapellbrücke

IMG_7379.jpg

ロイス川に架かる橋で、ヨーロッパで最も古い木造橋なんですよ。
街の要塞の一部として1333年に造られ、
橋の途中にある8角形の水道塔Wasserturmは高さが43mあり、

IMG_7402.jpg

外敵の襲来に対する見張り台として建てられ、
当時は牢獄や拷問所としても使われていました。

長さ200mある屋根付き橋の梁には
スイスとルツェルンの守護聖人伝記や歴史が描かれた110枚の三角形の板絵が取り付けられていました。
17世紀に描かれた板絵を1枚1枚よ~く見てみると、
これが結構グロテスクな絵でして・・・

IMG_7410.jpg

でも、今現在残っている絵は実はごく一部だけなんです。
1993年の火災で橋の大部分と板絵が消失してしまいました。

橋はすぐに再建されましたが、
消失した板絵部分は
火災の形跡が残る焼け焦げた板絵が残っている箇所もあれば

IMG_7469.jpg

板絵が無くなっている箇所もあり・・・

IMG_7408.jpg

貴重な板絵が消失してしまったことは残念ですね。

とはいえ、中世の面影が今もなお残っているとても趣のある街なので
何度来ても、ついつい Kapellbrücke の写真を撮ってしまいます


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カテゴリ: スイス

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Posted on 2018/04/15 Sun. 11:00    TB: 0    CM: 0

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