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ダイワ時計店スタッフブログ

スタッフによる時計紹介・修理雑記

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AP-102 E.LE JACCARD インディペンデント・セコンド 鍵巻き鍵合せ 懐中時計  

「 AP-102 E.LE JACCARD インディペンデント・セコンド 鍵巻き鍵合せ 懐中時計 」

時計詳細:https://daiwatokeiten1.cart.fc2.com/ca8/812/p-r-s/

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クロノグラフの原型と言いわれるのが1700年代に登場した「デッドセコンド」と「インディペンデントセコンド」です。
「インディペンデントセコンド」は独立秒針とも言われ、通常の時計の輪列とは別に、秒針を駆動するための独立した香箱・輪列を持った複雑時計になります。
秒針がステップ運針するのが特徴で、1秒1ステップ運針で現代のクオーツ時計の秒針のような動きになります。
秒あるいは秒以下の時間を表示する機構は1720年、ジョージ・グラハムにより1秒を4分割して表示する機構を開発しました。
輪列の歯車に直接秒針が取り付けられるようになるのは18世紀後半になってからです。
この頃になると、時間を計測するために秒針だけを止められる機構が模索され始めます。
まずは秒針の動きを1秒毎に止める機構が生まれました。それが1754年にフランスのジャン・ロミリーが発明した「デッド・セコンド」です。
この機構はセンターセコンド針が1秒毎にジャンプします。
そして1776年、ジュネーブのジャン‐モイズ・プーゼ が「インディペンデント・セコンド」機構を開発しました。
これは時間を表示する輪列とは別に秒針駆動用の輪列を持ち、秒針の動きだけを任意にスタート/ストップさせられる機構です。(リセット無し)
デットセコンドとインディペンデントセコンドの違いは、独立した香箱・輪列を持ちスタート/ストップが任意に出来るかどうかです。
しかしこの機構では秒針のリセットが出来ないため、時間を計測するにはスタートした時間を覚えておかなければいけませんでした。
1800年代になるとリセット機構が発明され、スタート/ストップ/リセットがあるクロノグラフが誕生します。
現在販売されているブレゲ「Tradition 7097」もインティペンデント・セコンドの流れをくむクロノグラフになります。


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当時計は鍵巻、鍵合せのK18YGオープンケースのインディペンデントセコンド懐中時計です。

時刻合わせ、ゼンマイ巻き上げは共通の鍵で行います。

文字板はポーセリン文字板にローマ数字インデックス、ひび割れ等もなく良い状態です。

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(右側香箱・輪列がデッドセコンド用、左側香箱・輪列が時刻用になります)


ギルト仕上げが施されたムーブメントは、時刻用ゼンマイとインディペンデント用ゼンマイの2つの香箱があり、共にゼンマイ巻止機構付き香箱となります。

P5014032.jpg
(ケース横のつまみをスライドさせることによりストップ/スタートを行う)

クロノグラフの原型と言いわれる「インディペンデントセコンド」懐中時計、おすすめです。


時計詳細:https://daiwatokeiten1.cart.fc2.com/ca8/812/p-r-s/




ダイワ時計店HP:http://www.daiwatokeiten.co.jp/index.html 
ショッピングサイト:http://daiwatokeiten1.cart.fc2.com/  
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カテゴリ: 時計紹介

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Posted on 2021/07/06 Tue. 09:36    TB: 0    CM: 0

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