ユニバーサル ジュネーブ Cal.1-69

本日ご紹介するのは「ユニバーサルジュネーブ　Cal.1-69」です。
機械は昨日のブログをご参照下さい。
http://watchserviceman.blog85.fc2.com/blog-entry-232.html#comment

先ずは顔と顔の下、そして裏ブタの状態。
　　
文字板に少々の傷・汚れ、風防の端っこに取りきれない傷がありますが、
約60年前の物だと思えば許容範囲。まずまず綺麗です。

ケースの状態もメッキの剥がれ等なく、コンディションは上々。
　　　
ご覧の通り竜頭もオリジナルで外観は悪くありません。

ところが機械の具合がイマイチ。
昨日ご紹介した香箱の隣の見えにくい伝え車の歯に少々ダメージがあり
修正したのですが完全な状態にはならず、ちょいと振り角を出し切れません。
といっても約250°は振っていますので、実用にして十分。

精度は以下の通り。
DU約+10s/d、12U約+5s/d、3U約-20s/d、6U約-10s/d、9U約+25s/dで
最大姿勢差は約45s/d。
まあ、そんなに気になるほどの誤差ではないかと思います。

バンドは皮の社外品を付けるつもりですが、オリジナル箱つき。

振るとマイクロローターが賑やかにガシャガシャいっております。
あ、でも不具合ではないのでご安心を。

安目にお出しするつもりなのでお楽しみに!