19世紀後半の懐中時計・前

Category: 時計ムーブ  

おそらく1860~80年代頃のスイス製懐中時計の機械をご紹介します。
この時期は同じような機械が色々なメーカーに搭載されているので
多分エボーシュ(機械メーカー)があって、
その機械をそれぞれのメーカーが仕上げをして載せているのだと推測しております。

まあ、何はともあれ「昔のハイクオリティーな機械はこうです」という典型的なヤツをご覧下さい。
分解しないと分からない所を主にご紹介します。

*香箱
「巻止め機構」があること。
以前のブログでも書いた事がありますが、当時のゼンマイはハガネなので切れやすい。
それを防ぐ為に全巻になる前に機械的に巻止めさせる装置です。
FNicoud.jpg FNicoud (1) FNicoud (2) FNicoud (3)
左から巻き戻っている状態→巻いている途中×2→巻き切った状態
メリットは巻き過ぎによるゼンマイ切れを防ぐ事の他に、
ゼンマイの一番安定したトルクで動かすので精度誤差が少ない事。
デメリットは4巻しか巻けないので持続時間が約30時間前後位しかないことです。

また、年代が古いものでは香箱真が分解できます。
FNicoud (17) FNicoud (16) FNicoud (18)
メリットは・・・分かりません。

明日は「地板」「アンクル」「ガンギ」をご紹介します。
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 2010_04_04


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