鎖の修理

Category: 時計修理  

むか~し、むかし、おおむかしのイギリス懐中時計は鎖で亀甲縛りにされていました・・・
いやいや、ゼンマイトルクを均一にするため、鎖で香箱を巻き上げていました。

たま~にこの鎖が切れます。
で、今回は香箱に引っ掛けるフックが折れました。

面倒臭いのでこのまま修理不可!とお返ししようと思ったのですが
(↑ひどいですね~)
ウチでお買い求め頂いた物なので直しました。

鎖 (1)a
1番が新たに作ったフック。
2番が旋盤で拵えたリベット。
3番が折れたフック。
4番が鎖。

鎖だけなら2番のリベットを作って叩き込むだけですが
今回は1番のフックも作製。

素材は切れた鋼のゼンマイ。
適当な形に成形して超硬のドリル(直径0.3mm)で穴を開け、
ついでに鎖の古いリベットもドリルで除去。
続いて2番のリベットを旋盤で作ります。

そんでもってポンス台を使ってタガネで叩き込んで完成。
鎖 (2) 鎖 (3) 鎖 (4)
ちなみに右の画像に写っているドライバーの直径は約0.6mmです。

その後、組上げて完成。
↓ゼンマイが目一杯巻かれている画像。
鎖 (5)

今回の修理は顕微鏡があったからできました。
昔はこんな便利な物がないのに
よくもまあ、作っていたものだと感心しております。
昔の人は偉かった!

ところで、今回の作業内容も例によって思うところがあり公開しません。
詳細にご興味がある方はご遠慮なくお問合せ下さい。

さてこの鎖、いつまで持つか分かりませんが
私が生きている間は大丈夫であって欲しいです!?

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 2011_05_05


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