イギリス懐中

Category: 時計修理  

久々の修理日記です。

物は19世紀後半のイギリスの懐中時計。
同年代のパテ等の高級スイス懐中と比べると機械の構造なんかはいかにも古臭さい・・・
でも、各部品はしっかりと作り込まれていて鑑賞するにはバッチリです。

この手の機械は「鎖引き」構造のものが多いです。
DSC00124.jpg DSC00125.jpg

フュジー(鎖を巻く山型の車)を巻くことで
香箱(ゼンマイが入っている車)を回転させてゼンマイを巻いていく構造です。

鋼のゼンマイは全巻時と解け切る前のトルクの差がかなりあるそうです。
そのトルクを均一にするための構造だとのことなので、ゼンマイを探すのにも少々苦労しました。

で、コハゼ(ゼンマイのストッパー)はこんな感じ。
DSC00130.jpg
ちなみに左側の歯車はパワーリザーブ表示用の部品。

組む際は、山車(フュジー)に鎖を巻きつけてアンクルまで組んでから
裏返しにしてゼンマイを巻き上げていきます。
DSC00126.jpg
この方法を知らなかった頃は、苦労して香箱に鎖を巻いて組んでいましたが
何個かやっているうちに「!」と気づいて現在に至ります。

師匠などの教えて下さる方が身近にいれば遠回りせずに済んだんですが…。
まあ、これも経験です。

てなことで、K18無垢のケースに入ったイギリス懐中の高級品。

ランニングテスト終了後にお披露目です!



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 2013_10_07


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